暦は間も無く「立夏」。

色鮮やかな花の季節から、瑞々しい新緑の季節へと移り変わっていきます。

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ちょうど現在は「春の土用」
こうした、季節の変わり目に働くのが「脾」の臓器。
陰陽五行では「土」にあたり、いわば生命活動の土台です。

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私たちの身体の資本となる臓であり、
食物を消化吸収して、気血をつくり出す働きを持ち

”五臓を養う役目"を担っています。
脾は、いわば「心身の機能の礎」です。

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脾の異常が起こると、
食欲不振や、胃腸のトラブル、思考や心の乱れなど
全身的な気虚につながり、心身両面に力が入らなくなってしまいます。

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また「脾」は「湿」に弱く、
特に、梅雨の入り口に体調を崩しがちです。

むくみ、疲れやすい、
甘いものが欲しい、湿気が苦手、など
脾虚体質の方は、

梅雨前までに汗をかく習慣を身に着けておくと、
身体の水分の滞りが解消され、過ごすやすさにつながります。


甘いものは脾を養いますが、過度な甘みは脾にとっては毒にもなります。
砂糖などの過剰な甘みよりも、
野菜などのやさしい甘みを選んでみてください。

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暦の上では、5月5日から、立秋（8月7日）の前日まで夏が続きます。

夏を元気に過ごすためにも、脾をいたわり、気分をのびやかに保ちましょう。


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今月もどうぞ健やかにお過ごし下さい。